若い発想で防犯啓発=下鴨署と大学がコラボ-京都(28日)時事
京都府警下鴨署が、管内にある大学と協力した飲酒運転防止や自転車マナー向上を訴える取り組みに乗り出した。学生の柔軟な発想で、笑いを取り入れたユニークなデザインのポスターなどが、飲食店やバスで活躍している。
同署は昨年12月、飲酒運転を防ぐコースターを作り、管内の飲食店に配布した。カモのキャラクターが「今日車です」とお酒を断るデザインを考案したのは、京都精華大マンガ学部の学生だ。ときまつさなえ特任准教授(60)は「幅広い世代に受け入れられるイラストを描く必要があり、学生が視野を広げられる機会になった」と話す。
京都工芸繊維大大学院では、署員がアドバイザーとなり、学生がグループに分かれて防犯のアイデアをプレゼンテーション。自転車マナー向上を訴える2種類のポスターが出来上がった。
「反面教師自転車アイドルちりりん娘」という架空の女性3人組が、カップルの2人乗りについて歌う内容と、ピクトグラムで急ブレーキの禁止を訴える内容。いずれも京都バスの車内に掲示された。アイドルのポスターを手掛けた小川晶弘さん(24)は「いつも以上に見る人にどう受け取られるかを意識した」と話した。
下鴨署によると、大学生の被害が多い自転車盗の件数が、昨年より21.4%減少したという。白井里志交通課長は「型にはまりがちな警察のアイデアには限界があり、学生の斬新な発想や意気込みが署員のモチベーションにつながる」と期待を寄せている。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017012800051&g=soc
「警察関係ニュース(行政も)」カテゴリの記事
- 統一地方選事前運動取締本部設置 茨城県警(20日)産経(2019.02.20)
- »タレントの稲村亜美さん、110番の適切利用を呼びかけ(20日)TBS(2019.02.20)
- 頼れる!警視庁の防犯アプリ ダウンロード16万件突破 (17日)日経(2019.02.17)
- 事件捜査、進化する科学の目 科捜研、古い血痕も鑑定 (16日)日経(2019.02.16)
- 東京都大田区と区内5署で児童虐待防止協定(15日)産経(2019.02.15)
コメント