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2017年1月25日 (水)

ひったくり捜査専門「技能指導官」…若手に伝承(25日)読売

ひったくり事件数が全国最多の大阪で、窃盗を担当する府警捜査3課の高島佳史警部(54)が、府警で初となるひったくり専門の「技能指導官」に昨秋、任命された。
 長年培ってきた手がかりの集め方や犯行手口の分析方法などを若手警察官に伝承する役目を担う。高島警部は「府警全体の捜査力の底上げを図り、ワースト1の汚名を返上したい」と意気込む。
 昨年10月3日付で任命され、この3か月余りは事件捜査を指揮する傍ら、ひったくり事件を抱える各署に出向き、若手警察官らに犯人の分析方法などの助言をしてきた。
 高島警部は1985年、府警に採用され、91年、刑事になった。この時、先輩から「被害者は転倒するなどして重傷になる危険もある。人に恐怖心を植え付ける極めて悪質な犯罪だ」と教えられ、特に、ひったくり犯捜査に闘志を燃やすようになった。刑事歴20年のうち13年間は盗犯部門に身をおいてきた。
 ただ、高島警部の熱意とは裏腹に、大阪は76年以降、2010年を除き、都道府県別の認知件数でワースト1をひた走り、負の〈大阪名物〉と

揶揄

やゆ

されるほどだ。
 「一瞬の犯罪」と言われ、手がかりを得るのが難しいのが特徴だ。高島警部は1万件超の現場で逃走経路や被害者の状況、乗り物などの情報を集め、取り調べた犯人ら数百人の言動をつぶさに分析。その結果、犯行を重ねるひったくり犯を割り出す独自の「法則」を考え出した。
 ▽現場周辺で交通規則から逸脱した行動を見せないタイプは常習犯であることが多い▽時間帯や被害者の属性に規則性がない場合は、ゲーム感覚の若者▽若い女性を狙う連続犯は、女性の所有物にも興味を抱く若い男――。こうした経験則をもとに多くの事件を解決した。
 08年に東大阪市内で頻発したミニバイクによる事件では、信号無視などの目撃がなく、常習犯の男を調べた結果、自宅近くに被害品を捨てていることが判明し、逮捕に至った。男は「交通違反で目をつけられないよう注意していた」といい、約60件の余罪を供述した。
 同時期に同市内で相次いだ別の事件では、被害者の年齢や性別、犯行時間がバラバラだった。地道な捜査の結果、20歳代の男の逮捕となったが、「遊び感覚だった」と供述。やはり高島警部の分析傾向と合致していた。
 指導官として、高島警部は「若い刑事たちに自らの技術を余すことなく伝えたい」と話している。
 府警によると、府内の2016年のひったくり件数は806件(暫定値)で、前年よりも71件減と一定の改善を見せた。ただ不名誉な全国ワースト1は16年も変わっておらず、高島警部らの一層の奮闘が期待される状況だ。
 ◆技能指導官=警察庁は1994年、特定の捜査技能や知識に優れた各地の警察官を「広域技能指導官」に指定し、ノウハウなどの全国普及を進めた。これまでに約300人が選ばれている。一方、「技能指導官」は各都道府県警が任命する。府警は95年に導入し、現在、「スリ」「職務質問」「サイバー犯罪捜査」など42部門で100人余りが選ばれ、任務にあたっている。(松田卓也)
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170124-OYT1T50032.html

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