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2017年1月 5日 (木)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(5、6日 単位・レベル) 
八百屋お七

【治安うんちく】

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 放火事件―と言えば「八百屋お七」。八百屋の娘、お七が江戸時代前期に江戸本郷で恋人に会いたい一心で放火した事件。お七は後に火あぶりの刑に処せられている。放火犯なのに井原西鶴の「好色五人女」に取り上げられたほか、浄瑠璃・歌舞伎などでも上演されるなど歴史上の人物になってしまった。
 今年に入って放火事件が相次いでいる。5日、東京・八王子市の昭和天皇の墓地近くの公園などで不審火が相次ぎ、同日未明には千葉県船橋市のアパートでオートバイが燃える不審火があり、周辺では同様の不審火が15件も相次いでいる。同日未明には、名古屋市で住宅やバイクが燃える不審火が相次ぎ、2日には大阪府東大阪市で、倉庫や自転車などが燃える不審火が3件も相次いだ。
 さらに、埼玉・川口市でもJR西川口駅近くでゴミや段ボールなどが燃える不審火が3件相次ぎ、周辺では昨年末にも2件の不審火があった。
 警察庁によると今年11月現在の放火事犯の認知件数は841件で前年同期と比べて−140件。検挙率は76.6%。ちなみに昭和56年には検挙率が91.6%という記録がある。
 例によってランキングをみると順位は10月現在と変わりなくワーストは大阪の167件、東京の70件、愛知の54件と続いた。
 昭和の時代に遡ると57年には2291件と多かったが61年には1776件と千件代に減り、平成15年と17年には再び2千件代に戻ったが、その後、減少傾向になり27年は1092件。28年11月現在だがさらに140件も少ないのだが…、どういう訳か今年に入って多くなっている。
 古くから「放火犯には蓄膿症が多い」などと言われた時代があったが、根拠はどうもフランスの統計のようだ。
 火災保険を目的とした放火や火事現場泥棒、大きな炎を見ると興奮する病的な動機もあるようだ。八百屋お七でもあるまいが、平成8年9月発生の東京都葛飾区柴又の女子大生放火殺人はストーカー絡みの事件という見方もある。早期解決を望みたい。
  首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

【東京体感治安判定方式】 
Nisshou4_5 刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる 感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であ り、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都 内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化  ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し  ポイント39〜20
レベル1 平穏             ポイント 19以下

【ポイント概数】
テロ・無差別殺人事件等    80〜50 
路上殺人や連続殺人・連続強盗・強姦 70〜60
広域重要事件          50〜40
肉親殺人事件(家族の皆殺し事件)    60〜50
放火殺人             50〜30
強盗殺人             50〜20
連続放火             40〜30
各項目に少年が絡む場合  +20〜10
犯人逮捕記事は上記のポイント総数から −50から10

その他、外的検討要件として外国や他県発生事件を判断基準に加えた。これら事件の新聞・テレビの扱い程度(新聞では1面か社会面か。扱い段数等)、ネットではブログニュースのアクセス人気度なども加えて総合的に判断した。

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