警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(29、30日 単位・レベル)
結果を恐れるな!
【治安うんちく】
ストーカー規制法が改正されて初の重大事件になってしまった。
28日午前、長崎市の路上に止まっていた車の中で28歳の女性が刺殺されているのが見つかった事件は、30歳の元夫によるストーカー殺人だった。しかし、その元夫は首をつって自殺した。
問題は相談を受けた警察官。元夫が「自殺してまでも妻を許せなかった」「分かれるぐらいなら心中も辞さない」などの危険性を読めなかったのか。あるいは引き出せなかったのかだ。
女性は昨年11月にストーカー行為を受けているとして警察に相談しており、何らかの怖さを感じていたのだろう。
報道などによると警察は女性に「警告」を提言したが女性は、これを断ったという。このため警察は女性と定期的に連絡をとっていたが残念な結果になってしまった。
相談を受けた警察官がどこまで危険を感じたか?改正法では、「警告」の上の「緊急禁止令」もある。さらに、親告罪から非親告罪に改正されている。
警察官の判断が正しかったのかだけでなく「なんでそう判断しなければならなかったのか」をしっかりと検証して、とにかく「被害者を守る」のに役立ててほしい。
そうでないと、いくら法が良くても法執行以前の問題だ。
さらに警察官には結果を恐れるなと言いたい。結果的に「法の乱用だ」「不当逮捕だ」と言われても、とにかく「人の命を守る」ことが警察官に与えられた使命である。議論はその後に尽くせば良い。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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