警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(26、27日 単位・レベル)
刑法犯激減の要因は…
【治安うんちく】
中国人窃盗団・ピンクパンダの話しを書いたが、泥棒の話を…
重要犯罪同様に治安情勢を観察するうえでその指標となるのに重要窃盗犯がある。侵入盗、自動車盗、ひったくりやすりである。
警察庁によると平成28年の重要窃盗犯の認知件数は9万5311件で前年に比べて1万3247件も減らした。結局、この数字が全刑法犯の激減に大きな影響を与えたことになる。
なかでも侵入盗は7万6481件もあったが前年比で9892件も減らした。自動車盗は1万1655件で同2166件の減。ひったくりは年々減少を続けており3495件で同647件、すりは3680件で同542のそれぞれ減少となった。
認知件数のランキングでは代わり映えしないが愛知がワースト1で9033件。以下、大阪が8399件、東京が7676件、千葉が7535件、埼玉が6099件の順。
不名誉なことに全体が減らしたのに増加したのは認知件数392件で前年比で122件増加の秋田。507件の山形は59件の増。認知件数全国4位の千葉に至っては171件も増えてしまった。
逆に減らしたのは愛知の-1882件、福岡の-1866件、東京の-1469件、神奈川の-913件。そして埼玉は509件も減らしたが認知件数ワースト5になってしまった。
一方、検挙率は全国が54.6%。ランキングではトップが大分の125.8%、徳島の92.8%、熊本の89.3%、鳥取の87.9%、京都の83.5%など。低かったのは大阪の30.4%、千葉の30.6%、栃木の37.2%、岐阜の37.5%、青森の39.4%と続いた。
そして今年はどうなることやら…
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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