警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(24、25日 単位・レベル)
略取・誘拐が増えた年だった
【治安うんちく】
昨年(平成28年)は、神奈川県相模原市の知的障害者の入所施設で、入所者が刃物で刺されて19人が殺害され、27人が重軽傷を負った事件など凶悪な事件が目立った年だった。
全国の警察が認知した殺人や強盗、強姦などの重要犯罪は1万1547件で前年比で1018件も減り、4年連続の減少となった。
罪種別では殺人が896件で対前年比で-37件、強盗が2332件で同-94件、放火が914件で-178件、強姦が989件で同-178件で5年連続の減少。強制わいせつが6188件で同-567件の減少。但し略取誘拐・人身売買が228件でこれだけが36件の増加となった。
そう言えば警視庁からのメールは街頭での子供に対する声かけが多くなっている。
ランキングでは大阪の1758件を頭に東京の1526件、埼玉の822件、神奈川の791件、千葉の710件と首都圏1都3件に事件が集中した年だった。
認知件数で大阪が216件、福岡が188件、兵庫が104件減少したのに対して、千葉が108件、静岡が28件、岡山が14件などそれぞれ増加した。
検挙率は全国で76.6%。罪種別では殺人が100.6%、強姦が98.1%、略取。誘拐が88.2%と続いたが強制わいせつは低く68.0%だった。
ランキングでは秋田の103.8%をトップに分医の104.8%、高知の105.0%、香川の101.4%、和歌山の100%と100%代が多かった。
これに対して低かったのは大阪の58.5%、千葉の61.4%、山梨の62.5%、宮崎の67.1%、静岡の70.3%の順。
重要犯罪は治安を観察するうえでその指標となるもので、重要窃盗犯と合わせて数字治安はもとより体感治安にも大きな影響を与えるものだ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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