警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(21、22日 単位・レベル)
壊滅に期待したい
【治安うんちく】
今月17日、福岡県警の小倉北署を訪れた坂口正芳警察庁長官が、暴力団担当の捜査員を前に「工藤会の主要幹部を相次いで摘発しているが、引き続き全力をあげて市民の安全を守ってほしい」と訓示した。
そして県警は、建設会社役員が狙われた射殺事件で工藤会の幹部ら12人を殺人容疑などで逮捕した。
工藤会―北九州市小倉北区に総本部を置く暴力団で平成24年には組員が1000人を超えていた。同26年に警察が同組に対して頂上作戦を開始。幹部や組員を次々に逮捕し、その数は200人とも言われ、組員の約4割を逮捕して現在の組員は380人。まさに頂上作戦が功を奏した証である。
ところで昭和の時代と比べて、日本の暴力団の勢力はどう変わったのか。
指定暴力団の山口組が分裂したのは平成27年8月で同時に神戸山口組が結成された。昭和52年当時の山口組の構成員は1万0382人。そして平成27年末には6000人に落ち、2800人の神戸山口組が誕生したのだ。
住吉会をみると昭和の時代が6194人だったが3200人になり、稲川会は4475人が2700人とそれぞれ半数近くに減っている。
工藤会の頂上作戦により3分の1に減らした警察力。他の組に対しても、頂上作戦とまではいかないにせよ、徹底取り締まりで壊滅に追い込んでほしい。
警察庁によると平成28年の暴力団の刑法犯検挙人員は1万2172人で前年と比べて518人の減。全体的に人数は減らしているが、暴行犯は1263人で前年より148人も増えた。そのほか逮捕監禁は172人で同48人、威力業務妨害は81人で同43人、強盗が327人で+32人とそれぞれ増加した。
特別法犯では7857人が検挙された。刑法犯同様前年比-1096人だが、全国の警察が徹底検挙に臨んでいる迷惑防止条例は470人で38人の増加だった。
暴行や迷防などつまらない犯罪を犯したり、覚醒剤に手をだしたり拳銃の密売に関与したりなど昔堅気の任侠道はどうした?これでは壊滅に追い込まれるのは当然だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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