警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(16、17日 単位・レベル)
防犯カメラ映像活用
【治安うんちく】
年が明けてもひったくりは各地で起きている。9日には千葉県流山市のパチンコ景品交換所で、66歳の女性が、現金約8万円が入った財布をひったくられた。女性が犯人の男ともみ合った際に倒れて頭部打撲の軽傷を負っている。
さらに8日にはさいたま市浦和区本太の市道で、59歳の女性会社員が、後ろから来た自転車の男にバッグをひったくられる事件があり、約5分後には190㍍離れた市道で、77歳の女性が手提げかばんをひったくられそうになり、転倒して頭を打つ軽傷を負った。
5日には広島県廿日市市上の駐車場で、66歳女性が、男に約2万4000円入りの手提げかばんをひったくられている。
全体的に減少はしているものの、振り込め詐欺同様に依然として衰えは見えない。こうしたことから、大阪では昨年の認知件数が6年ぶりに増加傾向に転じたため、本部長が署長会議で、ひったくりなどの街頭犯罪の防犯カメラ映像の積極的な公開を指示している。
警察庁によると年末年始前の11月現在の認知件数は全国で3162件で前年同期より704件も減少した、
ランキングでは大阪が746件、愛知が361件、神奈川が357件、東京が340件、埼玉が302件の順。全体的に減少しているが増加したのは+35件の埼玉、+32の静岡、+13件の京都など。
検挙率は富山の200%、徳島の100%、愛媛の90.9%、高知の82.4%、宮崎の80.0%など。低かったのは群馬の7.7%、愛知の7.8%、長野の14.3%、奈良の16.7%、宮城の18.8%など。
問題は発生しても検挙がゼロの県がある。それは山形、新潟、山梨、鳥取、徳島だ。
大阪府警の防犯カメラの積極活用など知恵をしぼった抑止策に期待したい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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