警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(14、15日 単位・レベル)
偽造事犯が増えている
【治安うんちく】
昭和天皇の在位60年を記念して昭和61年に発行された1万円銀貨の偽造銀貨が相次いで見つかっているという。
偽造と言えば、今年に入り、千葉県木更津市のカメラ店で、偽造クレジットカードを使い、一眼レフカメラなど約240万円相当をだまし取った中国人の男子大学生ら2人が逮捕された。
さらに、外資系ホテル内にある店舗で、フランスの高級ブランド「エルメス」の偽物商品を販売目的で所持していたとして、衣料・装飾品販売店経営者の姉妹が愛知県警に逮捕されたほか、昨年には高級腕時計オーデマ・ピゲの類似品を販売していた24歳の男が逮捕されるなど、偽造通貨から偽造品まで目立っている。
警察庁によると平成28年11月までの偽造事犯の認知件数は2891件で前年同期より567件も増加した。
内訳は通貨偽造が493件で同37件の減少したものの文書偽造が1665件で同135件が増加したほか、支払カードも606件でなんと438件も増加しているのだ。有価証券偽造が54件で1件減っていることから、全体的な偽造事犯の大きな増加要因になっているのは支払カードの偽造だ。
平成27年の年間認知件数は2550件で前年より-115件も減っていることから、28年は11月までだが増加傾向に移行したとみられる。
内訳は通貨偽造が579件で同-34件、文書偽造は1690件で同-78件、有価証券が57件で同-19件だが、この年も支払カード偽造は181件で、これは19件も増えた。
そう言えば、17都道府県のコンビニのATMから18億円が不正に引き出された事件は、中国の「銀聯カード」の「生カード」に磁気テープを貼り付ける手口で偽造されていたことなど、日本の暴力団に絡んでマフィアの関与も予見されるなど、焦臭くなってきた。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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