警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(11、12日 単位・レベル)
火災が多すぎる
【治安うんちく】
11日未明、東京・八王子市で住宅3棟が焼ける火事があった。9日には東京・足立区の住宅密集地で、住宅や空き家7棟が焼け1人が焼死。同日朝、埼玉県三郷市で住宅が全焼し、焼け跡から2人の遺体を発見。8日には、熊本県宇城市三角町で民家が焼け2人の遺体が発見された。
7日には茨城県小美玉市でクリーニング店を兼ねた住宅が全焼、2人が死亡。同日午後には川崎市多摩区の住宅から出火し2人が焼死したほか、3日には東京・東村山市の住宅火事で88歳の女性が焼死するなど、火災が多いのか報道が多いのか多いのは確かなようだ。
自治省消防庁によると昨年(28年)上半期の火災は全国で2万0180件発生、1日当たり111件、13分で1件の火災が起きている。
焼死者は850人で、建物火災で653人。うち住宅火災で519人が亡くなっている。このなかで65歳以上の高齢者は358人で69.0%を占めた。
出火原因のトップは「たばこ」で1950件。放火が1814件、こんろの火の不始末が1634件と続いた。
平成27年の年間の出火総数は3万9111件で、前年に比べて10.6%減少した。うち建物火災は2万2197件と最も多く、なかでも住宅火災は1万2097件。
死者数は1563人で、原因のトップは放火または疑いのあるものが6502件。タバコが3638件、こんろが3497件と続いた。
平成27年までの年間推移をみると平成18年の建物火災は3万1506件あったが、その後、年々減少して27年は2万2197件と過去10年間で最も少なかった。
1日当たり111件も発生しているのだから、今年に入ってから多いか少ないかは報道だけでは分からないが、貴重な財産であり生命でもある。
新潟県糸魚川市の火災、類焼家庭も悲惨だが、出火元も気の毒である。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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