警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(6、7日 単位・レベル)
使い勝手の悪い法律にするな!
【治安うんちく】
これまで3回も廃案になっていた「共謀罪」が、今国会に提出されることになった。ところが法の名称と構成要件も変えるという。反対の中で成立するためには必要なことだが、なんで、こうももめたのか。
「居酒屋で話しただけでも罪に問われる」「労働組合や企業も対象の団体になるのではないか」など被害者意識の過剰反応に無駄な時間をかけてきた。
「共謀罪」の響きが良くないのなら「準備罪」になるだろう。いずれにせよ、「会合」の内容には「犯罪の実行に必要な資金や爆薬、移動手段に使う自動車などを準備する」など客観的にみて「犯罪の準備行為」が摘発の対象になる。
どこに、誰がどう解釈しても、労働組合の話し合いや一般的な会合が摘発の対象になると思いますか?それとも最近の労組の話し合いは「爆薬」や「犯罪の検討」が行われるのですかね?
そんな事実が無いのなら、そんな法律は「空気」みたいなものでしょうが…
とにかく、このほど改正された通信傍受法の時も、立ち会いが必要だとか、傍受も断続的にしかも短時間でしかできないスポット・モニタリングでなければならないとか、ストーカー規制法では、相談者が「逮捕して下さい」と言わなければ、受けた警察官が危険と感じても逮捕もできない親告罪とか、非常に使い勝手の悪い法律だった。
今度の法律は、テロから国民の生命を守るもの。現場の意見を良く聞いて、どうにもならない〝欠陥法律〟にだけはしないでほしい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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