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2016年12月27日 (火)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(27、28日 単位・レベル) 
進化する特殊詐欺
【治安うんちく】

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 振り込め詐欺が劇場型犯罪と言われるのは、電話をかける「かけ子」と、口座に入金のあった現金を引き出しに行く「出し子」、受け取りに行く「受け子」。そして携帯電話やアジトを用意する「道具屋」などとそれぞれ役割りが分担された〝役者〟で構成される。
 さらに「痴漢で捕まった示談金が必要」「妊娠させた慰謝料が必要」「株を買って損した」「交通事故を起こした」「電車内にカバンを忘れた」。警察や銀行員を名乗り「貴方のカードが不正に使われている」。「アダルトサイトの未納金」など様々な理由を使って振り込ませることなどから命名された。
 そして、その手口は時代とともに変化しているのに加えて、平成16年当時の現金の受け取り方法は「銀行振り込め」が中心だった。 これが「振り込め詐欺」の由来である。
 ところが、警察と銀行が犯罪に使われた口座は「不正口座」として次々に凍結したため、危険を感じた犯人たちは受け取り形態を次々に変えていくことになる。
 「振り込め」に加えて「受け取りに行く」が登場。さらに警察は「被害者本人になりすまして」待ち伏せし、受け子を逮捕することから、次ぎに登場したのが、最近はやりの書留やバイク便などを使う「送付型」。
 形態別に認知件数の推移をみると次のようになる。
【振り込め型】 平成25年には4772件、26年は4788件、27年は4922件。
【受け取り型】 25年が5118件26年が5415件、27年が5537件。
【送付型】 25年が1876件、26年が3063件、27年が2926件。
また警察庁によると「おれおれ詐欺」の約8割は現金受取型だが、「架空請求詐欺」は6割が現金送付型だと言う。
こうした下手くそな役者の演技を見抜く力を持ってほしい。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。


【東京体感治安判定方式】 
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刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる
感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であ
り、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都
内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化  ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し  ポイント39〜20
レベル1 平穏             ポイント 19以下

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