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2016年12月17日 (土)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(17、18日 単位・レベル) 
どこに問題が?
【治安うんちく】

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 東京・小金井市で女子大生がストーカーに刺された殺人未遂事件で警視庁が検証結果を発表した。ところが、当局発表と被害者の意見が食い違っていた。
 ストーカー事犯で「相談していたのに殺された」など悲惨な事件になることが、このところ目立っている。
 相談を受けて、「殺されるかも」という切迫した事案を放置する警察官はいないはずだし、いるとすれば警察官に値しない。しかし、その判断は極めて難しい。加害者も相談者も気性や性格、人生観も全て異なることから100人の相談があれば対処は100通りある。
 今回の武蔵野署の殺人未遂人もやはり同じように「相談していたのに防げなかった」。どこに問題があったのか?
  被害者の言う「相談を受けた女性警察官はメモもとらず、男性警察官は別の事件で忙しいようだった。相談の中で危険を証明する書き込みまで持参して、殺されるかもしれないと何度も訴えた」と言うのだ。
 しかし、警視庁の調査結果は「殺されるかもしれないなんて聞いていない」。言った言わないの問題になってしまった。
 この種の相談は重大事件に発展する可能性が極めて高く、かつ極めて微妙な判断が要求され、記録として残すことが必要なのだ。メモが残っていれば決済時に課長や署長など、幹部が見るなど複数の眼でチェックでき、追加指導もできる。ところが専門の刑事達はいちいち細かいメモなどしない。
 しかし、それでは、相談者は危険性をどの程度訴えたのか、警察官はどの程度危機感を持ったのかが分からない。同署はストーカーなどを扱う専門の対処チームへの報告もしなかったことは危険性がないと判断したのだろう。
 何よりも問題なのは、ストーカー事犯は親告罪だ。相談業務と今回のように捜査専科には違いがああるものの 所轄の相談業務で扱った経験から言えば、「危険性が高いので、貴方を守るのには被害届が必要です。出して下さい」とお願いするのだが、9割の女性は断る。逮捕を嫌っても、被害者を女性センターなどに避難させて加害者から隔離したり、住所の移転など警察本部長や警察署長による援助。相手に対する警告などがあるのだが、それを説明しても嫌がる場合が多い。
 そこで、こんな提言をしたことがあった。
 「危険性を良く説明してそれでも被害届を断り、援助などをいやがるのなら、その理由を書かせて署名させる」
 ところが回答は「そんな事はできない―わざわざ書かせなくても相談内容のメモから判断できるだろう」。なるほど、これでメモの重要性が理解できる。
 警察官は護民間警察であることを忘れてはならない。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
困り事相談回答集

【東京体感治安判定方式】 
Nisshou4_5 刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる 感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であ り、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都 内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化  ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し  ポイント39〜20
レベル1 平穏             ポイント 19以下

全国の体感治安(警察庁資料参考)
□治安安定 白色 □やや安定 黄色 □普通 緑色 □不安定 青色 □悪い 赤

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