警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(25、26日 単位・レベル)
減少し続けているのだが…
【治安うんちく】
全国で大きな火災が相次いでいる。25日には千葉県市川市のスクラップ工場で鉄くずなどから出火。7時間以上も燃えた。24日には静岡市駿河区で住宅から出火、約1時間後に消し止められたが80代の夫婦が死亡。同日朝には東京・大田区のアパートから出火7棟が焼けた。さらに同日朝、兵庫県加古川市の工場が燃え、近くの駐車場などに延焼、30、40台の車が燃えた。22日には神奈川県平塚市の線路脇にある資材置き場から出火。東海道新幹線が約2時間にわたりストップした。
そして、新潟県糸魚川市の火災。23日に発生し鎮火まで約30時間もかかり144棟が燃え、120棟が全焼した。同市ではこれまでも何度も大火があったが、市消防本部が保有している消防車は6台。これも大火の要因になるのか、しっかり検証せよ。
大火と言えば、昭和51年10月発生の山形県酒田市の「酒田大火」は1774棟が焼けた。さらに昭和31年9月には富山県魚津市の市街地で1677棟が全焼。昭和30年10月には新潟市で起きた「新潟大火」では892棟の建物が焼け1人が死亡した。
自治省消防庁の火災発生件数年間推移をみると平成14年には6万3651件あった火災も19年には5万4582件になり、22年には4万6620件、24年には4万4189件と減少し続けて、27年には少なくても過去15年間で最も少ない3万9111件。そして今年上半期はさらに1847件も少ない。しかし、年末にこれだけ続発すると、果たして記録は維持できるのか…
火災と言えば原因は放火が最も多いとされてきたが、今年上半期は「たばこ」がトップで放火は2番目だった。
これからも乾燥期が続くおり、くれぐれも火の元に注意を。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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