警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(21、22日 単位・レベル)
都内で街頭犯罪が相次ぐ
【治安うんちく】
警視庁をはじめ各都道府県警が年末年始特別警戒に入っている。警視庁は22日に恒例となっている警視総監の歌舞伎町を巡視する。都内では年の瀬らしい街頭犯罪が相次いでいるが効果に期待したい。
20日夕、東京・新橋の路上で、会社経営者ら2人が2人組の男に襲われ、約20万円の現金が奪われるという強盗事件が発生。経営者らはハンマーで殴られ顔の骨を折るなどの重傷を負った。
13日には東京・銀座で白昼にひったくり事件が発生した。歩道を歩いていた50代の男性が、自転車に乗った20代の男に、現金25万円の入った紙袋をひったくられた。
12日午前1時過ぎには、東京都墨田区立花の路上で、帰宅途中の21歳の女性が後から来た男に頭を殴られたうえ、現金5千円が入ったカバンを奪われた。犯人は現金を抜き取りカバンと財布を捨てて逃走している。
犯行現場はいずれも路上だが、このほか駐車場や公園、公共交通機関内で発生する犯罪を街頭犯罪と位置づけており、誰もが被害者になる可能性があるうえに、犯人検挙が極めて難しい事件だ。
警察庁によると今年11月までの街頭犯罪の認知件数は33万5457件で、前年同期に比べて4万2441件減っている。
ランキングでは大阪が5万4911件、東京が5万1291件、埼玉が2万7982件、千葉が2万2111件、愛知が2万1011件比と続いた。
ところが検挙率が低い。全国平均が10.0%で前年より0.6ポイントも減少した。
検挙率が高いランキングをみると長崎の40.4%を筆頭に佐賀の30.1%、鳥取の29.2%、秋田の25.3%、大分の23.6%の順。
これに対して低かったのは東京の6.2%がワースト1。以下福島と埼玉が6.4%、大阪と千葉が6.8%など。
高くても40%代だが1県しかない。低いのは窃盗犯の中でも最も悪い検挙率である自転車盗8.4%に次ぐもので刑法犯の中でも下から2番目なのだ。
しかし、注意しろと言っても相手は所かまわず出没し、凶器を持ったり逃走手段を確保しての犯行であり、始末に負えない事件である。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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