警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(11、12日 単位・レベル)
捕まえるはずが捕まった
【治安うんちく】
万引は犯罪です―こんな標語があった。発生が年間10万件を超えているが、検挙率は70%を超えるなど非侵入盗のなかでは一番高い。なのに、現職警察官が万引犯で逮捕されてしまった。
佐賀県警交通機動隊の27歳になる巡査長。9日午後6時半ごろ、佐賀市内の釣具店でルアー1個(販売価格847円)を盗んだ疑い。
警察庁によると平成27年の万引の認知件数は11万7333件。戦後もっとも刑法犯認知件数が多かった平成14年は11万2237件。ところが16年に15万8020件と15万件を超えた。そして19年には14万1915件と減少傾向に転じ、27は11万7333件と減っている。
今回逮捕された巡査長は午後6時代に犯行に及んだが、万引き犯の発生を時間的にみると最も多い時間帯は午前10から正午までの間。次いで午後4時から6時、正午から午後2時と続く。
平成27年の検挙率は70.4%で非侵入盗のなかでは最も高い。平成11年ごろには90%代だから捕まる確率は高い。
警察官とは悪い奴を捕まえることが職業。それが捕まるとは、よほど警察官に向いてなかったのかだ。ストレスなどがたまって居なかったのかなど、しっかり検証してほしい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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