「罪を憎んで…」町長、公金着服職員を処分せず(14日)読売
千葉県白子町の林和雄町長(68)が、公金約470万円を着服した男性職員(34)について懲戒処分の手続きを行わず、依願退職を認めていたことが12日、町への取材でわかった。
男性は10月31日付で退職し、退職金支給は辞退した。
林町長や町によると、税務課の主任主事だった男性は今年5月~10月中旬、同課の金庫に保管されていた町民税や各種保険料還付金などを複数回にわたって計約470万円着服。別の職員が10月中旬、現金不足に気づいたところ、男性職員が「自分が持ち出した」と着服を認めたという。
金は主にパチンコや競馬などのギャンブルに使っていたといい、男性は町の調査に対し、「今年生まれた子供に健康上の問題があり、将来への不安などでストレスを感じてギャンブルに手を出した」と説明。着服した金は問題発覚の数日後、親が全額返還したという。
町の担当者は「今回の件が地方公務員法で禁止する信用失墜行為に該当すると認識しているが、懲戒処分にするかどうかは、任命権者である町長が判断できるため問題ない」と説明した。
林町長は取材に対し「職員は仕事ぶりも堅実で信頼していた。私の子供の世代でもあり、つい親心から処分しなかった。罪を憎んで人を憎まずという気持ちだ。判断は迷ったが、批判は甘んじて受ける」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161112-OYT1T50144.html?from=ycont_top_txt
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