警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(8、9日 単位・レベル)
侵入強盗が増加
【治安うんちく】
8日午前0時ごろ、千葉県船橋市の住宅に男が侵入し、15歳の男子高校生徒の頭を殴るなどして逃走。男子生徒は頭蓋骨骨折の重傷を負った。
男子生徒は両親と3人で3階に寝ていたが、男子生徒の「ふざけるな」の声で眼をさました母親が、廊下に出ると生徒が血だらけで倒れており、2階の金庫が開けられていた。警察は強盗傷害で捜査している。
この事件を侵入強盗と言うが、そのなかでも「居直り強盗」なのか「押し込み強盗」なのか、警察はどう見ているのだろうか…
「居直り強盗」とは空き巣目的で民家に侵入し、発見されてしまったことから傷害などを加えて物品を強奪するもの。これに対して「押し込み強盗」は、最初から人がいるのを知っていて侵入する。
もうひとつ。強盗は刑法第236条だが238条もある。「事後強盗」というやつで、盗みに入り物を手にしたところ、相手に見つかり取り返えされるのを防ぐため暴行又は脅迫をした場合に該当する。
警察庁によると今年9月までの侵入強盗の認知件数は632件で前年より40件も増えたという。
ランキングでは大阪の92件、東京、愛知の55件、埼玉の48件、神奈川の47件の順。増加した内訳は兵庫の+17件、大阪の+13件、宮城の+12件、千葉の+11件、福島、埼玉の+8件など。
一方、検挙率は76.3%と比較的高いが前年より11.9ポイント減少したている。長崎、石川は200%で、さらに100%代が11県。これに対して低いのは静岡の50.0%、群馬の54.5%、三重の55.6%、千葉の56.8%、長野の57.1%、愛知の58.2%と続いている。発生があっても検挙0件は山梨、福井県だった。
侵入強盗は平成27年の認知件数は790件。平成17年の2205件をピークに減少傾向にはある。このうち住宅対象の事件は昨年は190件で、17年には675件あったが、減少傾向にあったものの、今年は40件も増加している。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
困り事相談回答集
東京体感治安判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる
感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であ
り、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都
内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
全国の体感治安(警察庁資料参考)
□治安安定 白色 □やや安定 黄色 □普通 緑色 □不安定 青色 □悪い 赤
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