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2016年11月29日 (火)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(29、30日 単位・レベル) 
検挙率をアップせよ
【治安うんちく】

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 「声無きに聴き 形無きに見る」は警察の重要な役目だ。日本警察産みの親である川路利良大警視の教訓の中に含まれている。 
 警察の本来の仕事は犯罪発生を防ぐことが絶対使命だが、発生してしまった場合は犯人を捕まえることが求めているのだ。その警察の捜査力のバロメーターとなるのが「検挙率」だ。各罪種ごとに日本警察の力を表す数字がある。
 警察庁によると今年10月までの全刑法犯の検挙率は32.8%で前年同期より1.6ポイントアップしている。
 最も高い検挙率を誇るのが「凶器準備集合罪」と最近流行りだした「賭博」が100%だ。この他に高い検挙率を誇るのが殺人で97.0%、傷害致死で96.9%、強姦が93.2%と、国民に大きな不安を与える事件の検挙率が高い。
 検挙率と言えば身代金目的誘拐事件は、被害者の生死にかかわらずほぼパーフェクトだった。有名な事件では、トニー谷長男誘拐事件、雅樹ちゃん誘拐事件、吉展ちゃん誘拐事件などがあるが、「割りに合わない事件」として平成18年の渋谷女子大生誘拐事件以降、ほとんど聞かなくなった。それほど検挙率は恐ろしい。
 逆に低いほうになるとワースト1は自転車盗が5.3%、仮睡者ねらいが6.8%、自動車などの部品ねらいが12.4%、脱衣場ねらいが13.3%、室内ねらいが13.7%と続いた。これら低い犯罪には「心の鍵」とでも言おうか、被害者側がもつと注意すべきだ。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
困り事相談回答集

【東京体感治安判定方式】 
Nisshou4_5 刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる 感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であ り、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都 内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化  ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し  ポイント39〜20
レベル1 平穏             ポイント 19以下

全国の体感治安(警察庁資料参考)
□治安安定 白色 □やや安定 黄色 □普通 緑色 □不安定 青色 □悪い 赤

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