警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(13、14日 単位・レベル)
高齢者事故対策は喫緊の課題
【治安うんちく】
また高齢者による死亡事故が発生してしまった。6日付の本欄に「高齢者への運転免許の更新を停止せよ」と書いたが、敢えて言わせてもらいたい。
13日午前7時ごろ、東京・小金井市で61歳の女性が82歳の男の運転する車にはねられ死亡。
12日午後、東京・立川市で83歳の女が運転する車が駐車場から暴走。男女2人が死亡した。警察は女がアクセルとブレーキを踏み違えたと見ている。
警察庁によると今年9月現在の交通事故死者数は2758人でそのうち53.6%にあたる1478人が65歳以上の高齢者なのだ。
国際統計格付センターによると、人口10万人あたりの交通事故死者数を181カ国の各地域と比べると日本は低いほうだ。(2010年の数字)
詳しくはニウエが68.3人でトップ。
以下ドミニカ共和国41.7人、タイ38.1人、ベネズエラの37.2人、イラン34.1人、50位が中国の20.5人、126位がアメリカの11.4人、132位が北朝鮮の10.7人、そして日本が163位で5.2人となっている。
状態別では、2010年のWHOによると全交通事故死に占める自転車乗車中の割合では、自転車人気が最も高いオランダがトップで25.3%、以下、日本が16.2%、ガイアナの15.7%と続き、なんと日本が2位に位置しているのだ。参考に記すと12位が中国とスイス、ドイツが10.4%などとなっている。
この自転車事故も高齢者の構成率では多くなっており、自動車運転免許の更新問題を含めて対策は喫緊の課題だろう。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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