警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(28、29日 単位・レベル)
007の世界だ
【治安うんちく】
世界の子供たちの命を守るはずのユニセフに北朝鮮のスパイがいたというから驚きである。
産経新聞が報じたもので、ユニセフのソロモン諸島事務所に勤務。各国の軍事情報などの収集を行っているという。
北朝鮮のスパイと言えば、昭和25年9月9日の警視庁が摘発した事件が始まりだった。島根県隠岐島から密入国した37歳のスパイが日本国内で終戦後の軍事基地情報の収集をしていた。第一次朝鮮スパイ事件と言う。
同28年には福岡県若松港から密入国し、在日米軍の軍事力の収集活動をしていたのが第二次朝鮮スパイ事件がある。
同35年には兵庫県警摘発の浜坂事件。38年には秋田県警の第一次能代事件など続々摘発が続く。
昭和の時代の後半の55年には埼玉県警摘発の水橋事件。兵庫県警摘発の磯の松島事件。56年には宮崎県警の日向事件、警視庁の六郷事件など摘発は50件を超えている。
60年には、秋田県下の海岸から密入国した工作員がなんと約15年間にわたり日本人に成り替わり、対韓国工作など極東におけるスパイ拠点として行動していた工作員を警視庁が逮捕した西新井事件など昭和の時代はスパイ天国のようだった。
そして今回の産経新聞のすっぱ抜きスパイ事件。ユニセフという善意の組織に紛れ込んで各国の情報を収集していたというから、まさにあのイギリスの名作映画007なみの驚きのスパイ事件だった。
そんな大事な事件をなんで産経がすっぱ抜けたのか?こっちのスパイ〝事件〟も面白そうなのだが…
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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