警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(24、25日 単位・レベル)
110番による逮捕
【治安うんちく】
110番通報を受けて警察官が現場に駆けつけて逮捕する場合には「現行犯逮捕」と「緊急逮捕」がある。
どっちが多いか?警察庁によると今年9月までの状況を見ると現行犯逮捕は2万3548人で前年に比べて28人の増加。ランキングでは東京が4496人、大阪が1637人、愛知が1588人と続いた。
現行犯逮捕は110番で駆けつけた際にまさに実行行為中だった場合だが、110番によらず警察官の目の前で犯罪行為を行った場合も含まれる。
これに対して警察官が現場に駆けつけた際、犯行を実際に行っていなくても、例えば洋服に血痕などが付着して犯人である可能性が極めて高いうえ、逮捕令状を請求する時間がない場合に逮捕するのが「緊急逮捕」。
この緊急逮捕者数は2909人。前年比で65人の減少。ランキングでは愛知の379人、福岡の253人、大阪の186人の順だった。
ではその110番は全国でどのくらいあるのか?年間推移をみると次のように減少傾向にある。
平成7年には570万9973件あったが、同8年には600万件を突破。同11年には720万件代に減ったが、同12年には800万件代になり、なんと同15年には931万7149件となった。
以後、同19年に一度は800万件に落ちたものの、26年には935万0926件になるなど、高水準で推移している。
110番を受理してから警察官が現場に到着するまでの所要時間をレスポンスタイムと言うが、この時間が短くなればなるほど現行犯逮捕や緊急逮捕が多くなる。
今月の19日、大阪府門真市の住宅に男が押し入り、家族を刃物で次々に刺し4人が死傷した事件では、現場で返り血を浴びた24歳の男が緊急逮捕されている。逃げていれば、周辺住民に与える恐怖感は計り知れないものだった。
警察官は現場に早く到着するのに必死になっている。サイレンの吹鳴の際は道を譲るように協力することだ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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