警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(21、22日 単位・レベル)
ここでも高齢化
【治安うんちく】
何が悪いのだろうか…ジレンマに陥ってしまう。
19日、広島県三次市の住宅で、96歳の女性が包丁で刺され殺されているのが発見された。そして、近くで交通事故があり60歳の男性が死亡していた。その男性は遺書のようなメモを残しており、女性の長男と見られ、警察は介護疲れのすえに母親殺害。後に自殺したものとみている。
神奈川県伊勢原市では、路上に止められた車から、市内の塾経営者(62)と82歳の母親が死体で発見された。男性は後部座席で首をつった状態で死亡。母親は助手席で首を絞められていた。男性の自宅から遺書が見つかり、警察は無理心中とみている。
さらに東京・立川市では団地の一室で87歳の夫が腹から血を流して死亡。84歳の妻も頭を殴られて死亡していた。遺書があったことから無理心中したとみている。
何十年も連れ添った妻を、そして60歳、70歳になるまで育ててくれた親を殺害しなければならないと決断した時の心境を思うと心が痛む。
平成27年の数字になるが、殺人の認知件数で各年齢層を比較すると20歳から59歳が544件、60歳以上が206件と高齢者の事件が約半数を占めている。ちなみに20歳以下の未成年者も52件あった。
親族間の事件ばかりではないが警察庁によると今年9月までの殺人事件で被疑者、被害者の年齢を見ると事件そのものは減少しているが、犯行時の犯人の年齢が65~69歳で多くなっていることが分かった。
高齢者の被害者を年齢別でみると60~64歳が211人で前年同期に比べて40人の減。65~69歳が214人で同17人の減。70~79歳が最も多い270人で同38人の減。80歳以上が149人で同43人の減だった。
これに対して犯行時の被疑者年齢は60~64歳が32人で5人の減。ところが65~69歳は46人で6人の増加。70~79歳が49人で4人減ったが80歳以上が27人で4人増加している。これも家庭崩壊を意味しているのだろうか…
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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