警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(19、20日 単位・レベル)
平蔵も泣いている
【治安うんちく】
火付盗賊改の長谷川平蔵もさぞかし泣いていることだろう。このところ放火事件が目立っている。
10月に入って長野県松本市では物流会社の事務所兼倉庫(4階建て)から出火しているのを通行人が発見。さらに、同時刻に現場から20㍍離れた工場のゴミ置き場でも火災が起きるなど、長野県警は連続放火の可能性があるとみて捜査している。
愛知県では清須市のビニールハウス付近から出火、間もなく消し止められたが、約30分後、東に約500㍍離れた同市須ケ口の会社員宅の駐車場でバイクのカバー付近が燃やされるなど、いずれも火の気がないことから、警察は放火事件とみている。
さらに埼玉県越谷市では木造平屋建ての空き家から出火。空き家と隣接する店舗兼住宅の2棟が全焼。すぐ近くでは動物よけのネットも燃やされ、他にも約1.5㌔離れた場所にある集会場に置かれた木材が燃やされるなど4件の不審火が相次いだ。
この他にも三重県津市でも乗用車が燃やされるなど、全国で放火事件が相次いでいる。
これから空気が乾燥する時期に入る。来月からは秋の火災予防運動も実施される。地域住民挙げての監視も必要だ。
警察庁によると今年9月までの放火事犯の認知件数は690件で前年同期より124件の減少。
ランキングでは大阪が144件、東京が61件、愛知が44件、埼玉が36件、千葉が34件と続く。
全国の検挙率は72.3%で、高かったのは島根の300%、山梨の200%など100%超えが21道県にも及んだ。
これに対して低かったのは長野の35.7%、静岡の36.4%、長崎の42.9%、岐阜の43.8%、富山、滋賀の50%の順。
「人は妙なもの、善い事をしつつ、悪事を働く、人の本音を見ることはできない」
これは長谷川平蔵の名言である。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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