警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(15、16日 単位・レベル)
教職員の不祥事
【治安うんちく】
部活動の合宿で、就寝中の女子生徒の胸などを触ったとして、札幌市立中学の男の教諭(27)が北海道警に逮捕された。女子高校生に現金を渡してみだらな行為をしたとして、宮城県気仙沼市の市立中学校長(56)が警察に児童買春などの容疑で逮捕され、茨城県の男性中学教師が下半身を露出した写真をツィッターに投稿し処分された。
この他にも鹿児島県では、生徒12人に焼酎を飲ませたとして県立学校の男性教諭が懲戒処分をうけたり、北海道釧路町では教師が生徒に体罰をくわえたり、東京・三鷹市の小学校に勤務する57歳の教員が覚醒剤を隠し持っていたなど、このところ教師による不祥事が相次いでいる。極めつけは日教組の委員長がホステスの女性と不倫関係にあったなどと週刊誌を賑わせるなど、今、教育界は破綻を来している。
学校と言えば、次世代を担う子供たちの教育の場。昔は「先生」は聖職であり、「先生様」とよぶなど尊敬される職業であった。もちろん、「聖職ではない」という意見もあるが…
ここで言う「先生は聖職」とは、日本という明日の国家を担う財産であり、しかもその子どもの将来を左右する仕事をする以上は「聖職者」として自覚を持ってほしいという願いも込められている。
なのになんでここまで落ちてしまつたのか?文部科学省はこんな分析をしている。
「都市化や核家族化の進行等を背景に、家庭や地域社会の教育力が低下しており、これに伴い、子どもの基本的な生活習慣の育成等の面で、学校や教員に過度の期待が寄せられている」というのだ。
ところが中には子どもに関する理解不足の先生がいたり、教職に対する情熱や使命感が低下している先生も少なからずいると。しかもそれは年々増加傾向にあるというのだ。
今、少年犯罪は一時よりは減少傾向にある。財産づくりのためには家庭や地域社会が果たすべき機能を学校に押しつけるのではなくそれぞれが役割分担するべきであり、突き詰めれば家庭や地域社会がその責任を果たすことが必要だ。
たとえ一部の教員の質の問題であろうと、保護者や国民の批判の対象となり、教員全体が社会の信頼を揺るがすようになってほしくない。保護者や地域住民も学校運営には積極的に参画し、互いに理解と協力を得ながら教育活動を進めてほしいものである。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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