警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(8、9日 単位・レベル)
泥棒の活躍時間帯は
【治安うんちく】
泥棒は様々な物を狙うが減少傾向にある。そんな中で、昭和の時代は何十件、いや百件近くも余罪のある大泥棒がいたものだが、近年はとんと聞かない。ところが…
今年5月にさいたま市の学校に忍び込み、約400万円を盗んだとして44歳の男がこのほど警視庁に逮捕され起訴された。男は世田谷区の高級マンションに住み、百貨店では高級腕時計など2000万円の買い物をしたり、キャバクラでは1000万円を支払う時があり、持ち歩くアタッシェケースには2000万円ぐらいは常に入っていたというから、まさに大泥棒だ。警視庁は全国で被害額1億円ちかくの余罪があるとみている。
警察庁によると平成27年の窃盗犯認知件数は80万7560件。平成14年には237万7488件だったから、ここ10数年の間に3分の1近くまで激減したことになる。
学校や民家に入り込む泥棒は「侵入盗」といって認知件数は8万6373件。被害に遭った時間は午前10時から正午までが最も多く492件。次いで14時から16時が472件、22時から24時が405件などの順で、ほぼ1日中狙われている
侵入盗のうち、民家に忍び込む「空き巣」は認知件数が3万1430件。被害時間帯は午前10時から正午が162件と最も多く、正午から14時が131件、14時から16時が122件と続く。
空き巣は日中に集中しているが、「事務所荒らし」となると22時から午前4時時まで229件と夜に集中。「学校荒らし」は午前0時から同4時と日中の午前10時から正午までと分かれている。休日の関係か。
泥棒の抑止は警察にも1因あるが、被害者自身が鍵をかけるなどの防衛策が必要だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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