豊洲市場、建物床下で汚染対策の盛り土せず(11日)読売
東京都の築地市場(中央区)が今年11月に移転予定だった豊洲市場(江東区)で、都が土壌汚染対策として行った4・5メートルの盛り土を、食品を取り扱う主要な建物の床下部分でしていなかったことがわかった。
都はこれまで、建物の下に盛り土をしていないことを明確に説明していなかった。
移転を巡っては、小池百合子知事が先月、豊洲市場の土壌汚染に関する安全性への懸念などから延期を表明している。都の担当部局は「安全性には問題ない」としているが、小池知事は10日午後に記者会見を開き、詳細な調査を行う考えを示すとみられる。
豊洲市場の敷地は東京ガス工場跡地で、地下水や土壌から環境基
準を大幅に超える有害化学物質が検出された。そのため都は2011~14年、約850億円かけて敷地全体を2メートル掘り下げて土を入れ替えた上で、さら
に2・5メートル盛り土をする大規模なかさ上げ工事を行ったと説明してきた。
豊洲市場、盛り土されず…小池都知事緊急会見
東京都の小池百合子知事は10日、緊急記者会見を開き、築地市場(中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の一部で、土壌汚染対策の盛り土をしていなかったと発表した。
都はこれまで、豊洲市場の敷地は約4・5メートルの盛り土をしたと説明していた。今後、かつて土壌汚染対策を検討した都の専門家会議メンバーに調査を依頼するとともに、移転問題を調査する専門家のプロジェクトチームが安全性を検証する。
都によると、豊洲市場の「水産仲卸売場棟」「青果棟」など五つ
の主要施設の地下は、配管や配線が通る空間で、床は厚さ35~45センチのコンクリートで覆われている。土壌汚染対策法の安全基準は満たしているが、小池
知事は「都が設置した専門家会議は安全性を確認していない」と問題視した。
都はこれまで、ホームページなどで、建物の下にも盛り土がある説明図を掲載してきた。担当者は「図は豊洲市場の設計前のもので、更新することに思い至らなかった」などと説明した。(ここまで415文字 / 残り130文字)
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