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2016年9月11日 (日)

【衝撃事件の核心】犯人は絶対捕まる…上智大生殺害事件から20年 父親が待ち続ける一本の電話(11日)産経

東京都葛飾区で上智大4年の小 林順子さん=当時(21)=が自宅で刺殺され、放火された事件から20年が経過した。父親の賢二さん(70)らが時効撤廃を訴え続けた結果、平成22年に 殺人事件の公訴時効が撤廃され、捜査は今も続くが、解決には至っていない。「娘の命を奪い、家庭を崩壊させた犯人が、今ものうのうと同じ空気を吸っている ことが悔しい」。賢二さんの思いが晴れる日はいつ訪れるのか。

犯人とみられるDNA型見つかるも…

 「ここには20年前、親子4人が暮らす家があり、ささやかな幸せがあった。あの日、それが一気に奪われた」
 東京都葛飾区柴又の自宅跡地で9日に行われた献花式で、賢二さんは肩をふるわせながら無念を語った。式典には、警察関係者や地元住民らが参列。順子さんがカラオケで笑顔を見せながら歌う写真が遺影として飾られ、青空の下、参列者が花を供えて合掌した。
 事件は8年9月9日夕に発生。2階の寝室で、1人でいた順子さんが首を数カ所刺されて死亡し、家に放火された。玄関に残されたマッチ箱や、遺体にかけられていた布団に犯人のものとみられる血液が付着しており、DNA型鑑定で血液型はA型と判明した。
 順子さんは粘着テープで両手を縛られ、口をふさがれていた。テープの粘着面には、草と木のかけらや犬の毛が付着していたことも判明している。
 賢二さんは「年月を経て確実に捜査は進んでいる。犯人は一生逃げられない。来年の今日こそは、さわやかな気持ちで迎えたい」と力を込めた。
いつも持ち歩くテレホンカード「時間は過ぎていく」

 犯人逮捕への強い思いが消えることはない。警察から「逮捕されました」という電話を20年ずっと待ち続けている。「40歳になった順子の姿が想像できない。犯人が捕まらない限り、時間は止まったままでしょう」と話す。

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