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2016年9月 9日 (金)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(9、10日 単位・レベル) 
端緒が困難に
【治安うんちく】

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  警視庁は、覚醒剤154㌔を中国から密輸したとして台湾人の男3人を覚醒剤取締法違反容疑で逮捕した。末端価格にして107億8千万円にものぼるという。
 覚醒剤は中国・広東省からコンテナに入れて船舶で密輸したもので、7月7日に東京・江東区に陸揚げされ、その後千葉県木更津市内の倉庫に搬入された。警視庁は情報にもとづき張り込んでいて、受け取りに来た3人を逮捕した。
 久しぶりに大量密輸の摘発となったが、近年の薬物犯罪は暴力団や外国人犯罪組織など組織的に敢行される場合が多く、事件の端緒そのものが困難になっているという。
 警察庁によると今年7月までに覚醒剤取締法違反で送致された件数は8153件、送致人員は5592人。前年同期と比べて送致件数で526件、人員で315人も少なくなっている。それだけ捜査が困難になっているのかも知れない。
 中国では覚醒剤を50グラム以上密輸したものは懲役15年、無期または死刑と極めて重い。また、台湾でも無期又は7年以上の刑。これに対して日本の場合は密輸や製造などは1年以上の懲役。所持は10年以下の懲役などと軽い。だからループホールになり、犯罪組織の狙いどころにされる危険性を孕んでいる。
 今回の密輸は照明器具の中に隠されていたが、先月には覚醒剤を練り込んだ固形物がスーツケースの内側に張り付けていたなど手段が巧妙になっているばかりか、組織に全く関係ない一般人を運び屋に雇う場合が多く、日本の場合は「知らなかった」と言えば無罪になるケースもある。これでは根絶なんて無理な話である。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
 全国都道府県の体感治安は

【東京体感治安判定方式】 
Nisshou4_5 刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる 感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であ り、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都 内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化  ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し  ポイント39〜20
レベル1 平穏             ポイント 19以下

全国の体感治安(警察庁資料参考)
□治安安定 白色 □やや安定 黄色 □普通 緑色 □不安定 青色 □悪い 赤

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