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2016年9月22日 (木)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(22、23日 単位・レベル) 
認知件数か検挙率か
【治安うんちく】

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 前日は重要犯罪について書いたが本日は、やはり同様に指標となり体感治安に影響を与える重要窃盗についてうんちく。
 重要窃盗犯とは侵入盗や自動車盗、すりを言う。
 警察庁によると重要窃盗犯の認知件数は6万3518件で前年同期と比べて8843件も減少した。認知件数のランキングでは愛知が5997件、大阪が5688件、東京が5219件、千葉が4875件、埼玉が4054件と続く。
 抑止策が功を奏して事件数を減らしたのは愛知の1351件をトップに38都道府県。逆に増えてしまったのは新潟の159件をワースト1に東北などの地方中心に9県に及んでいる。
 前回も書いたが、刑法犯の認知件数を減らしている最大の要因は窃盗犯の抑止。だが検挙率を下げているのも窃盗犯だ。
 今年8月までの全国の検挙率は50.0%。検挙率が高いのは大分の129.0%、熊本の101.0%、島根の77.3%、山形の76.9%、京都の76.8%の順。
 一方、低いのは大阪の24.5%、千葉の33.1%、愛知の34.2%、長野の35.6%、富山の36.0%の順。
 年間の推移をみると昭和の時代に比べて重要窃盗犯の検挙率は大きく落ち込んでいる。その要因は、否認する犯人が多く余罪を出しづらいこと。裏付け捜査をするにも刑事たちは捜査以外の業務が多くて手がまわらないことなどだ。
 中でも特に低いのはすり犯で36.5%。相手に気づかれないようにするのだから、当然なのだが、防ぐにはやはり被害者本人の注意しかない。
  首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
全国都道府県の体感治安は

【東京体感治安判定方式】 
Nisshou4_5 刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる 感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であ り、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都 内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化  ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し  ポイント39〜20
レベル1 平穏             ポイント 19以下

全国の体感治安(警察庁資料参考)
□治安安定 白色 □やや安定 黄色 □普通 緑色 □不安定 青色 □悪い 赤

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