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2016年9月17日 (土)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(17、18日 単位・レベル) 
首なし拳銃

【治安うんちく】

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 本日は銃器の話し―今年に入り、暴力団による発砲事件が増加している。昨年8月に山口組が分裂したことなどもひとつの要因だ。
 警察庁によると上半期(1~6月)の銃器発砲事件は17件で前年同期に比べて14件の増加。このうち暴力団による発砲が12件で同9件も増えている。発砲にからむ死者数は5人で同2人の増。
 発砲事件は年々減少傾向にあり、平成27年は8件だったが、今年は上半期で昨年を上回ってしまった。過去の推移をみると平成13年は215件もあったのでそれからみれば激減だろう。
 これに対して今年上半期の拳銃の押収丁数は139丁で前年に比べて62丁も少なかった。また密輸入事件の摘発は1件で同2件の減少。検挙人員も1人で1人減っている。
  押収丁数はこれまでで最も少なかったが、暴力団が巧妙な手口で拳銃を隠すようになったものと見られる。
 拳銃の押収と言えば、思い出すのが「平成の刀狩り」。平成4年に発生した自民党の金丸信副総裁の銃撃事件などから、翌年に銃刀法改正を行い、銃器を所持している者が自首した際には刑の減免規定が設置された。翌年の5年には再び銃刀法を改正し、「おとり捜査」のときに捜査員が相手から拳銃を受け取っても不法所持にはならないということになった。
 ところが、これが不祥事を呼んでしまう。ある警察では成績を上げるため、所持者不明のいわゆる「首なし拳銃」でも、押収したように細工して数字化した。つまり、捜査員が暴力団や捜査協力者から銃を受け取り、指紋をふき取った上でコインロッカーなどに入れて、自ら警察署に通報。発見、押収するというものだ。
 当時、隠し方が巧妙になり押収困難に直面した。暴力団などは本人が隠し持つのではなく、息のかかった飲食店のマダムや妾などの隠させるのだ。これではいくら家宅捜索をかけようとも発見は困難。そこで多くの県警が成績をあげるために「首なし拳銃」という不祥事に走ってしまったという見方がある。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

全国都道府県の体感治安は

【東京体感治安判定方式】 
Nisshou4_5 刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる 感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であ り、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都 内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化  ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し  ポイント39〜20
レベル1 平穏             ポイント 19以下

全国の体感治安(警察庁資料参考)
□治安安定 白色 □やや安定 黄色 □普通 緑色 □不安定 青色 □悪い 赤

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