気温上昇で事故件数も上昇 県警、7、8月を調査(25日)共同・山形
暑い日が続くと、交通事故も増える―。県警交通部は気温と事故件数の増減に密接な関係があるとの調査結果をまとめた。今年8月の真夏日(30度以上)は前年に比べ10日多く、事故件数は1割強の増加。逆に真夏日が10日以上少なかった7月は事故件数も前年に比べて1割強減っている。暑い日は脇見や居眠りによる事故が起きやすい。秋の行楽が本格化し長距離運転が増える中、県警は「小まめに給水、休憩を取りながら運転して」と話している。
県警交通部によると、今年を含む3年間の、8月の事故件数と真夏日の日数(観測地・山形市)は▽2014年=495件(16日)▽15年=508件(15日)▽16年=587件(25日)。同じく7月は▽534件(15日)▽543件(18日)▽475件(7日)―で、真夏日の日数と事故件数の間には相関関係が見られた。
「暑い日に事故が増えるのは明確な理由がある」と県警交通部の安孫子敏参事官は強調する。強い日差しや高温で体力が奪われ、注意力が散漫になるからだ。前をよく見ずに運転して追突したり、車線をはみ出して対向車と正面衝突したりするのは、ぼんやり運転の典型的な事故だという。
特に注意が必要なのは、真っすぐに伸びる幹線道路。周りの環境の変化が少なく、速度も一定。前を見ているようで、実は何も見えていない状況に陥っていることがある。一方、人通りが多い道路やカーブの多い道路では「対向車が来るのでは」「歩行者はいないか」など、周囲の状況を注意深く確かめる緊張感が出て、事故が起きにくい。
ぼんやり運転による事故を防ぐために、県警は「暑さで事故を起こしやすいと自覚することが第一」と説明。運転の際は車間距離を大きく開け、スピードを抑えることで事故防止はもちろん、事故に巻き込まれる危険性も下がる。同乗者が運転手に声掛けすることも効果的だという。
安孫子参事官は「ぼんやり運転に注意し、事故を防止してほしい」と呼び掛けている。
http://yamagata-np.jp/news/201609/25/kj_2016092500522.php
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