警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(25、26日 単位・レベル)
犯罪は抑止か検挙か?
【治安うんちく】
帰宅する女性の後を付け、女性が自宅のドアを開けた瞬間、強引に部屋に入り込み、スタンガンで脅し、強姦した28歳の男が警視庁に逮捕された。
昭和の60年代、小欄が警視庁捜査1課を担当していた時の事件を思い出す。
帰宅する女性を駅前で待ち、目星をつけて尾行。アパートの鍵を開けた瞬間に駆けより、そのまま部屋に入り込み強姦するとう事件。
たまたまある女性は玄関に固定電話があったため、怯まずに110番通報した。男は、その女性の喉を切って逃走。女性の声はしだいに薄れていき、ついに途切れてしまった。これが110番受信の通話に録音されていた。
この事件で小欄は、暫くして捜査1課の某刑事宅を夜回りした。ところがその刑事は、「これまで6、7件あったがとんでもない事件が起きてしまった」とうなだれた。
小欄はむかっ腹が立ち、こう反論した。
「6件も7件もあったのなら、なんで教えてくれなかったのか?広報すれば今度の事件は防げたかもしれないのに…」
刑事「俺たちは命をかけて犯人を捕まえようとしているんだ。ブン屋に漏らして逃げられたらどうする」
きまづい空気になり、それ以降は顔も見たくなかった。そして犯人を検挙した後に「おめでとう」を言うため再び訪れた。結局「どっちも…」ということで意気投合し、小欄は自宅に上がり込みビールをご馳走になったことを思い出す。
警察庁によると今年8月現在の強姦事件の認知件数は655件で前年同期に比べて143件の減少。過去5年間で最も少なかった。
ランキングでは東京が95件、大阪が66件、兵庫が39件、愛知。福岡が38件、千葉が36件の順。
全国の検挙率は95.0%と高く、しかも前年より4.1ポイントもアップしている。鹿児島の250%、長崎の200%など100%代が21都道府県に及んだ。
これに対して低かったのは滋賀の40.0%、鳥取の50.0%、千葉の63.9%、新潟、富山、福井の66.70%だった。但し、発生があり検挙が無かったのは島根と奈良の2県もあった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
全国都道府県の体感治安は
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