警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(27、28日 単位・レベル)
パーソナリティアドバイザーを
【治安うんちく】
鬼畜にも劣るような少年の犯罪が目立っている。
「万引は少年非行の始まり」とも言われているが、調べてみるとそれには訳があった。前科のない少年が万引を働いた場合、成人になってからの再犯率は3割にもなっているというのだ。
警察庁によると刑法犯全体の少年の再犯者率は36.4%で、18年連続でアップし続けているという。罪種別にみて最も再犯者率が高いのは路上強盗の70.8%。次いでひったくりの69.5%、殺人などの凶悪犯が60.4%と続く。
平成26年の犯罪白書によると、成人と比較した場合では成人が10.8%の再犯者率なのに対して少年は25.6%と2倍を超える。
前科の無い少年が万引した場合に成人になってからの再犯者率は男性が35.0%、女性が26.3%にものぼるのだ。
これに対して少年犯罪の共犯者率を見てみると最も高いのは路上強盗で69.4%、ひったくり59.7%、街頭犯罪が41.0%と続く。
少年を犯罪から守るにはどうしたらよいか。官民の幅広い連携も必要だが、親や学校、警察がそれぞれ責任を果たすにも限界がきている。
そこで、元警察庁生活安全局長の竹花豊さんは、こう提言する。
イギリスの例だが、様々な問題を抱える少年を対象に地方自治体単位で組織をつくり相談に応じるというのだ。
イギリスの場合は自治体ごとのNPO組織「コネクションパートナーシップ」に、パーソナリティアドバイザーが配属されていて相談に応じるというもの。もう「連携」には限界があるというのだ。
真剣に考える時期にきているのかも知れない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる
感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であ
り、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都
内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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