共産党県委員会「真相を」 大分県警の「隠し撮り」問題に抗議（９日）産経

共産党大分県委員会は９日、県警別府署員が野党支援団体などの入る建物の敷地に無断で隠しカメラを設置していた問題を受け、真相や責任の所在を明らかにするよう求める抗議文を県警に提出した。
　 抗議文は松坂規生本部長宛てで、参院選公示後の６月２４日まで１週間近くカメラを設置していたことに「政治活動の自由や思想信条の自由など基本的人権を じゅうりんする重大な違法捜査」と批判。県民や県議会に経過や真相を全て説明し、どのように責任を取るのか明らかにするよう求めた。
　抗議文を提出した林田澄孝県委員長は記者会見で「県議会でも問題をただし、二度とこのようなことを起こさせない」と述べた。県警側は「調査し、議会と県民に報告する」と回答したという。
　 一方、民進党大分県連は９日までに、問題の全容解明を目的とした調査チームを設置した。おおいた市民オンブズマンも同日、カメラの設置目的や決裁文書など について県警に情報公開請求をした。永井敬三理事長は「県警には説明責任があり、結果次第では住民監査請求も検討したい」と話した。
http://www.sankei.com/west/news/160809/wst1608090051-n1.html