電子錠書き換え車始動 盗難に新手口、装置所持容疑で男摘発 県警(8日)共同
自動車盗に新たな手口が広まり始めている。盗難防止装置として普及している車のイモビライザー(電子錠)を解除する「キープログラマー」と呼ばれる
装置が自動車盗に使われていたことが5日までに、分かった。キープログラマーは昨年、愛知県警が初めて所有者を摘発。茨城県警も今年5月、不正所持してい
たとして県内で初めて男を摘発していた。県警は、この装置を使った自動車盗が全国に広がっているとみて警戒を強めている。
県警は、つくば市内の中古車解体施設「ヤード」に盗難車が運び込まれているとの情報をつかみ、3月、深夜に盗難車を搬入したとして塗装業の男
(38)=同市=を盗品等保管容疑で現行犯逮捕し、窃盗容疑に切り替え送検した。さらに、共謀して同市内の駐車場から乗用車を盗んだとして、トラック運転
手の男(39)=同=を窃盗の疑いで逮捕した。
県警によると、逮捕後の家宅捜索で、このヤード内からキープログラマーを発見し押収。トラック運転手の男が盗み目的でキープログラマーを所持してい
たことを認めたため、県警は5月、この男を県安全なまちづくり条例違反(自動車の窃取等に関わる機器等の所持等の禁止)容疑でも追送検した。同容疑では起
訴されなかったものの、2人は7月、窃盗罪で執行猶予付き有罪判決を受けた。
キープログラマーは手のひら大で、捜査関係者などによると、車内の配線につなぐことで電子錠を書き換えることが可能で、車の鍵を持っていなくても車を始動することができる。
イモビライザーを解除する装置としては「イモビカッター」がある。県警は、イモビカッターを不正所持したとして同条例違反や窃盗の罪で行方市の無職男を逮捕し、男には5月、実刑判決が言い渡された。
イモビカッターを巡る県警の摘発や車の盗難防止対策が進んだことから、新たな手口としてキープログラマーが普及し始めたとみられる。
キープログラマーは車内に入り込んで使う必要があるため、車の防犯対策を追加すれば盗難を阻止する可能性が高まる。県警はハンドルロックや防犯カメラなど、二重三重の防犯対策を呼び掛けている。
http://this.kiji.is/135115396804216313?c=41699317457911808
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