警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(31、1日 単位・レベル)
会話傍受も可能にせよ!
【治安うんちく】
政府はようやく共謀罪を含める組織犯罪処罰法の改正に動き出した。これまで民主党などが「居酒屋で話しただけでも処罰されるのではないか」などと反対し3回も廃案になっている。
一方、組織的殺人や薬物犯罪など4種に限られていた通信傍受も児童ポルノや爆発物事件、特殊詐欺犯などを加えて9種に拡大される改正通信傍受法が年内施行に向けて動き出している。
それでも日本はまだまだ治安対策では後進国だ。通信傍受が4種から9種に拡大されたとはいえ、欧米では殺人から強盗、放火、強姦、詐欺、贈収賄まであらゆる罪種が可能と幅が広い。
なんと言っても日本は令状による傍受だが、欧米など多くに国では令状無しで傍受が可能な「行政傍受」ができることになっている。
それだけではない。欧米は通信傍受だけでなく「会話傍受」ができる。室内での密談などを傍受するための装置を設置することが可能なのだ。
テロの謀議もそうだが、今は特殊詐欺などは密室が司令本部になっている。今後、民泊が制度化されれば、日本人ばかりではない。
ところが、この会話傍受は話題にもなっていない。通信も傍受できて密室の会話も聞くことができて初めて「共謀罪」が生きてくるのだ。
防犯カメラもそうだった。最初は「監視カメラ」などとして反対意見が強かったが、犯罪抑止になり犯人逮捕にも大きな効果があると分かれば受け入れてしまう。
なんでも議論が必要だ。しかし、反対するのなら、テロなどの重大事件を防ぐにはどうすべきか。現に起きている特殊詐欺を防ぐにはどうすべきかなどの具体的な対案を出せ!対案もないくせに反対するな!
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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