警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(26、27日 単位・レベル)
こんな世の中で良いのか
【治安うんちく】
埼玉県東松山市の河川敷で、16歳の少年が殺害された事件で中学生3人を含む少 年5人が殺人容疑で逮捕されるという鬼畜にも劣る犯行だった。
産経によると逮捕された少年らは、赤色の服を着て行動するパズルのメ ンバーで、バイクの窃盗や現金を脅し取ったりする不良グループだったという。被害者は集団で暴行された可能性が浮上している。そして動機について「電話やメールを無視されたからやった」という。
昨年2月に神奈川県川崎市の多摩川河川敷で13歳の川崎中学1年の生徒が殺害された事件を思い出す。事件から1週間後に少年3人が殺人の疑いで逮捕されたのだが、少年らは主犯格の18歳の少年をリーダーとしてゲームセンターなどで集まるグループ。2月と言うのに、強制的に川で泳がせたうえ、刃物で何度も切りつけるなど集団による暴行が行われている。
過去にもこんな鬼畜の犯罪があった。
昭和63年の11月から約4カ月にわたり少女を監禁して輪姦したり、性器にビンやマッチ、タバコなどを挿入。さらに裸踊りや自慰行為をさせたうえ、タバコやシンナーを吸わせたりするなどして殺害。遺体をドラム缶に入れてコンクリート詰めにして、東京都江東区の埋め立て地に遺棄した。
さらに、こんなノンフィクション作品もある―長野県内のある地方で、弟を持つ少年が、その弟を守るため少年8人に小便をかけられるなどなぶり殺しにあった。だが犯人たちの親は子供の罪を認めないという内容だ。タイトルは「少年リンチ殺人事件 むかついたからやっただけ」=平成22年新潮文庫
親の態度を除けば、全ての事件に共通点があるような気がしてならない。集団心理とは恐ろしいものである。
こんな事件が起きるたびに少年犯罪について対策がとられてきたが一向に治まらない。検挙者数は減っているのだが、改めて少年非行について国民全体で考える時期にあるのかも知れない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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