警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(25、26日 単位・レベル)
万引は少年非行の始まり
【治安うんちく】
大型商業施設でブランド品の万引きを繰り返していた京都府福知山市内の私立高校2年生の男子生徒5人が兵庫県警にこのほど逮捕され送検された。
兵庫県警は今年2月7日、神戸市北区の高級ブランド店で、財布など計10点(約40万円相当)を盗んだとして3人を逮捕。余罪を調べていたら、他の2人とともに犯行を重ねていたもので、商品44点(約182万円相当)の万引被害を確認して一連の捜査を終えたもの。
少年非行の検挙・補導の中で「万引」が悪への入り口であると言われているが…
警察庁によると平成27年の検挙・補導で多かったのは道交法違反で19万5043人。刑法犯の検挙・補導人員は3万8921人、特別法犯が5412人。このほか不良行為少年は64万1798人にものぼった。
刑法犯のうち窃盗犯での検挙は2万3015人で、このうち48.4%が万引犯。
少年非行の初発形非行の検挙人員は2万3458人だが、このうち万引が半数近くの1万1142人と、どうやら「万引」は少年非行の入り口のようになっており、「たかが万引ではなく」「万引は犯罪」だ。なんとしても再犯を防がなければならない。
それにしても埼玉県の川河敷で遺体で見つかった殺人事件の犯人は同じ年の少年だった。人の痛みも分からないプレーだけをたのしむ〝ゲーム型人間〟が多くなったような気がする。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
最近のコメント