警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(20、21日 単位・レベル)
警察官は保傅なり
【治安うんちく】
「一国は一家なり 政府は父母なり 人民は子なり 警察官は保傅なり」
これは警察産みの親とも言われている川路利良大警視の教えである。保傅とは辞書をひいても出てこない。聞き慣れない言葉だが「ほふ」と読む。「まもり育てる」という意味らしい。したがって警察官は国民をまもる役目があるのだ。
産経新聞の都内版に「都民の警察官」として警察官の横顔を紹介する囲み物の連載があった。
日夜、都民の生命と財産をまもっている警察官を産経が毎年、顕彰しているもので、今年は次のような警察官が選ばれていた。
テロ事件や詐欺事犯など物騒な世の中で、全身全霊をささげて都民を犯罪からまもり(警備実施)、安寧を乱すやからがいればその悪を見逃さず(捜査1課刑事)、さらに将来を担う子供達を見まもり(少年係)、輪禍から生命をまもるためのまもり役(交通部安全対策)として、あるいは地域住民の相談役として血の通った温かみのある駐在さん…
今、日本の治安は認知件数が戦後最も少なく、特に、世界各国で起きているテロ事件を完璧に押さえ込むなど、まさに世界に冠たる警察なのである。
この安寧はこうした警察官に支えられていることを忘れてはならない。改めて認識させられた囲み記事だった。産経は各都府県で実施しているという。
警察―不祥事ばかりがニュースでない。警察官は何をしているか知ってもらうことも必要だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【事件】 21日午後1時20分ごろ、東京都あきる野市の「東京サマーランド」のプール内で、女性8人が何者かに刃物のようなもので切りつけられる事件があった。被害者は女性で、臀部を切られたが軽傷だという。
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