警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(14、15日 単位・レベル)
当然の捜査活動のはずが…
【治安うんちく】
全国警察が犯罪抑止に必死に努力しているのに、警察活動に水を差すような行為が表沙汰になってしまった。
大分県警別府署員が参院選の情報をとるため野党支援団体が入る建物の敷地内に入り、防犯カメラを設置したことが明らかになったもの。
選挙運動が禁じられている特定公務員である自治体職員の出入りを確認するのが目的。しかも、対象の職員に関する情報が事前に寄せられており、その確証を得るための捜査活動で当然の行為だったはずだ。
ところが設置場所が捜査対象の敷地内で、しかも無断だったことから問題になったもので、ご丁寧にも設置行為が敷地内にある防犯カメラに映っていたというから、なんとも間抜けな話しである。
ただでさえ、「監視カメラ」と揶揄されている防犯カメラ。逃走し続けているオウム真理教の元幹部や指名手配犯逮捕の決め手になり、その威力が立証されたばかりか、強盗や殺人犯の逮捕で捜査の武器になっている。勿論、ひったくり事件など街頭犯罪の抑止力にもなっているとしてようやく市民権を得たばかり。
あれから数年―別府署員の行為はそれに水を刺した。もちろん、「カメラ設置させて下さい」とは頼めない。どうするか? そこが捜査のプロフェッショナルだ。
登下校時の子供達を略取・誘拐から守るため各地で通学路に防犯カメラの設置が進められているばかりか、東京は新宿歌舞伎町のようなぼったくり犯対策など歓楽街でも設置場所が増えている。これらに影響を与えなければよいのだが…
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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