警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(13、14日 単位・レベル)
少年犯罪激減
【治安うんちく】
孤独に苛まれる子供たちを救おうと立ち上がった自治体がある。大阪・寝屋川市だ。
同市では昨年8月、中学1年の女児2人が、深夜に自宅を飛び出して、市内を歩き回っていた際、46歳の男に略取され殺害されるという事件があった。
このため同市は、様々な事情で家庭に居づらくなった子供を救おうと、いつでも気軽に立ち寄れる場を提供したもので、施設には廃校になった小学校が利用されている。
施設には漫画本やテレビがあるフリースペー ス。さらに楽器やダンスの練習ができる部屋もある。毎日十数人が利用しているという。
子供を犯罪被害から守るだけでなく、非行に走る少年・少女たちにも親しみ合う場を提供することで、人間性、信頼性が形成されるとあれば一挙両得であろう。
警察庁によると今年7月までに刑法犯で検挙された少年は1万7911人で前年同期より4480人も激減している。
内訳は凶悪犯が320人で同10人の減。粗暴犯が2459人で516人の減。窃盗犯が1万0510人で3094人も減った。
さらに知能犯は450人で同49人のマイナス。これらの数字は過去5年間で最も少なかった。
減少傾向にあるとは言え、1万人を超える高水準で推移しており、さらなる対策が求められている。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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