警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(4、5日 単位・レベル)
これがデカ魂だ!
【治安うんちく】
「何か手がかりになる物はないか」―畑やその周辺の土を次々に篩にかけて「物」を捜し求める執念の捜査……
昨年、東京・新宿に住む母親と長男が行方不明になり、母親の遺体だけが神奈川県相模原市の墓地で発見されたが、長男の行方は分からなかった。
警視庁捜査1課は、逮捕した犯人が母親殺害後にレンタカーで立ち寄っていた山あいの畑に目を付け、5月から6月にかけて周辺を徹底的に捜索。痕跡を求めて土を次々に篩にかけていった。そしてついに、長男のものと見られる歯を発見したというのだ。
ただでさえ暑い夏。めげずに闘った刑事魂。それが「ザ・捜査1課デカ」というのだろう。
それにしても、知的障害者の支援施設で19人が殺害される戦後最悪の事件があったばかりなのに、今度は4日午前、北海道旭川市の総合病院で90歳の男性が59歳の息子に刃物で刺され殺害される事件が発生。人の命の重みも分からない卑俗な人間による事件が多くなっている。
警察庁によると今年上半期(1~6月)の殺人事件の認知件数は435件で前年に比べて56件の減少。ランキングでは大阪の48件、東京の38件、神奈川、福岡の各30件、愛知の29件と続く。
これに対して検挙率が極めて高く、上半期は100.9%で前年より3.1ポイントアップしている。
ランキングを見ると京都が極めて高く166.7%。47都道府県警のうち100%代がなんと29府県警に及んでいる。
低いと言えば香川と高知のそれぞれ50%と滋賀の60.7%ぐらいで、他の警察は70%代が大半を占めている。
警視庁捜査1課は昭和の時代には〝警視庁の顔〟と言われ、日本警察史上でも「伝説の刑事」と言われる名刑事が多かった。その伝統は失われていない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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