警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(22、23日 単位・レベル)
認知件数減少の実態
【治安うんちく】
ワゴン車を移動交番に仕立てて、各地の集落を定期的に回り、住民の相談に応じるほか事件や事故発生の届けを受けるという。
過疎地の治安を守るための秋田県警の取り組みだ。同県の人口減少は全国で最も進んでいるという。人口が減っても人が住んでいる限り、その人たちの生命と財産を守る―それが警察の使命である。こうして全国の警察がひとつひとつ積み上げたのが、「刑法犯戦後最少の認知件数」という結果に繋がったのだろう。
刑法犯認知件数が戦後最も少なかった平成27年と最も多かった平成14年の数字を比べると次のようになる。
刑法犯認知件数 平成14年→ 27年
総数 285万3739件→109万8969件
窃盗 237万7488件→ 80万7560件
粗暴 7万6573件→ 6万4049件
知能犯 6万2751件→ 4万3622件
(詐欺) 4万9482件→ 3万9432件
(偽造) 1万0883件→ 2550件
外国人 3万4746人→ 1万0042人
暴力団(件数)3万5814件→ 2万6883件
以上を見ると13年間に刑法犯総数は61.5%も減少したのは、全刑法犯の約8割を占める窃盗犯を66.1%も減らしたのが大きな要因だ。
このほか通貨偽造などの偽造犯が約4分の1になったほか、来日外国人の検挙人員も3分の1になるなど軒並み減少している。
秋田県警のこの取り組みは交番を設置して固定するよりも、警察官が積極的に住民の顔を見るため回ることは、巡回連絡の少ない今、最も大事なことだ。
14年当時、東北1の繁華街を抱える仙台市東1番町と国分寺を受け持つ交番の警察官数を混雑する曜日に限り、周辺交番から応援派遣するという流動的な運営をしたことがあった。
さらに、暴走族を徹底的に押さえ込もうとしたある県警は、パトカーをぶっつける強攻策に出て見事に抑止できたという話しもある。このようにひとつひとつの抑止策が積み上げられ大きな結果を生んでいる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる
感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であ
り、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都
内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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