口座情報売却益、ビットコインで隠したか 窃盗容疑で男逮捕(15日)日経
他人名義の銀行口座から現金を引き出したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は15日までに、自営業、中村明博容疑者(29)=岐阜市長良=を窃盗容
疑で逮捕した。現金は不正に入手した口座情報を売買した収益で、中村容疑者は仮想通貨ビットコインで代金を受け取り、複数の他人名義の口座を介して引き出
していたという。
同課によると、中村容疑者はビットコインを使った理由について「匿名性を高めるためだった」と供述しているという。
同課によると、中村容疑者は他人名義の口座のIDやパスワード、クレジットカード情報などをパソコンで大量に保管。違法情報を取引するインターネット上の闇サイトで顧客を募集し、複数客に販売したとみられる。
代金として口座残高の10%相当などのビットコインを要求し、仮想通貨取引所に開設した他人名義の口座に送金させていた。ビットコインは換金された上で、同容疑者が管理する他人名義の銀行口座に入金され、ATMから現金で引き出されていた。
逮捕容疑は昨年8月、千葉県柏市のコンビニに設置されたATMで、他人名義の銀行口座から現金2万7000円を引き出した疑い。
同課は中村容疑者がこの手口で2014年以降に数百万円を得たとみている。仮想通貨取引所を使わずにビットコインを送金した顧客もいるとみられ、不正に得た金額は増える可能性もある。
中村容疑者は「口座情報などは闇サイトから入手した」と供述。同課はこれらの情報がネットバンキング利用者の預金が不正に送金される事件などに悪用された疑いがあるとみて、買い取った顧客側も調べる方針だ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG15H13_V10C16A7CC0000/
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