警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(18、19日 単位・レベル)
ロシアマフィアか?
【治安うんちく】
18日の読売社会面のベタ記事(字数にして約220字余)が気になった。
台湾の大手銀行のATMから一斉に大量の現金(約2億6000万円)が引き出された事件だ。台湾で身柄を拘束されているのは台湾人でなくラトピア人、ルーマニア人。さらにロシアなど16人の容疑者が浮かんでいるというのだ。
ところで日本の場合はコンビニのATMから18億円が一斉に引き出されており、あまりにも酷似している。
日本では現金を引き出した「出し子」が600人以上も関与しているのではないかと言う見方も出ている。さらに南アフリカの銀行の偽造クレジットカードが使われている点も注目される。
こうしてみると日本と台湾の両事件にはどうしても国際組織が絡んでいるのではないかと思えてならない。
ロシアと言えば思い出すのが「ロシアマフィア」による日本国内での高級自動車窃盗事件だ。平成8年ころの話しだが、日本全国から高級車を盗み富山港や小樽港から船積みしていたもので、ロシアマフィア6人と日本の暴力団60人が逮捕されている。
マフィアは偽造パスポートを使用していたものでイラン人やパキスタン人などにも売りさばいており、まさに多国的マフィア組織として暗躍していた。
密入国と言えば、中国マフィアの「蛇頭」が絡む衣料品の窃盗団の暗躍。平成8年に15都道府県で衣料品ばかりが盗まれた。こればかりではない。「爆窃団」という殺人以外はなんでもする中国の犯罪組織もあった。
このように当時、日本で暗躍していたのは中国、香港、台湾、ロシアのマフィア。実行犯たちは密入国させられ、その場で一人ひとりが携帯電話を持たされて全国に散ばせる。犯行に及ぶ場合は現場周辺の者に電話で招集がかけて、必要なだけを集めて実行するのだ。
コンビニのATM利用の一斉同時引き出し。そして台湾における銀行ATMからの同時引き出し…。台湾では背後にロシア人が見え隠れしているというから両事件は、ロシアマフィアなどの国際犯罪組織が絡んでいるという見方もできる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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