警視庁管内体感治安レベル3
首都東京体感治安(7、8日 単位・レベル)
今年は猛暑、水難にご注意を
【治安うんちく】
7日は都内で36度以上を記録するなど全国で猛暑日だった。そして、これから涼を求めて海や川でのレジャーを楽しむ人が多くなり、水難シーズンの到来でもある。既に各地で水難事故は起きている。
今月6日には、宮崎県高原町で川遊びの2人の子供がおぼれているのを助けようとした50歳の男性が水死。
同日朝には埼玉県嵐山町志賀の沼で、ヘラブナを釣っていた78歳の男性が落とした釣り竿を拾おうとして溺れて水死した。
このほか、3日には三重県鳥羽市でアワビを採っていた海女の女性が溺れて死亡。愛知県愛西市の木曽川では、シジミを採りにきていた78歳の男性が流されて死亡するなど各地で相次いだ。
警察庁によるとこうした水難事故は増加傾向にあるという。
平成27年には1450件の水難が発生、水難者は1635人。うち水死・行方不明者は791人にのぼった。前年に比べて発生で145件、水難者で144人、死者・不明者で51人と全て増加している。
うち、中学生以下の子供がからむ水難は179件で前年に比べて13件、水難者は230人で同7人の増加だった。
発生のランキングでは大阪が88人、神奈川が76人、静岡が66人と続いた。
水死者を場所別でみると海が最も多く全体の52.8%、河川が29.7%あり、通行中に落ちて水死した例も9.5%あった。
水難事故は昭和の時代から減少傾向にあったが、昨年は一気に増加した。そして、今年は猛暑とあって、本格的な夏のレジャーシーズンを前に京都ではこのほど警察と消防が合同で水難救助訓練を行うなど全国各地で救助訓練が実施されている。
【事件】7日夕、東京都立川市のマンション3階の室内で、20歳代の女性が首に電気コードを巻かれて死亡しているのが見つかった。外傷がないうえ、室内には争った形跡はなかったが警視庁は事件の可能性があるとして捜査を始めた。
東京・目黒区の公園の池で女性の切断された遺体が見つかったり、 京浜運河でスーツケース入った女性の遺体が見つるなど、都民に不安を与える事件が多い。
東京だけではない。茨城県では高校生が女性をメッタ刺しにして殺害したり、静岡県の浜松市では湖岸にバラバラ死体の一部が漂着したり…日本はいったいどうなっているんだ。
首都東京体感治安は「レベル3(イエロー)」とする。
最近のコメント