警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(5、6日 単位・レベル)
振り込め詐欺はさらに減少傾向
【治安うんちく】
振り込め詐欺抑止策―それぞれの警察が工夫を凝らしているが、徳島県警では被害を防止するためコールセンターを設置して、オペレーターが県民に直接、電話で注意喚起を始めたという。電話は1日あたり150人以上への呼びかけを目指す。
その振り込め詐欺は依然として減少傾向が続いている。
警察庁によると今年5月までの特殊詐欺の認知件数は5264件で前年同期と比べて569件の減少。被害額は159億3062万8237円で同31億2046万9883円も減った。
このうち振り込め詐欺の認知件数は4995件で前年同期より319件の減。被害額は148億4108万0023円で同4億4119万9977円の減少。4月の対前年比でも10億円も減っているので、依然として減少傾向は続いている。
これに対して特殊詐欺の検挙件数は1966件で前年比609件の増。このうち最も多い振り込め詐欺の検挙件数は1640件で507件も増加している。全国警察の抑止策の効果だろう。
徳島県警が実施を始めたコールセンターの電話作戦。警視庁で既に実施しているが、当初はこんな意見もあった。
「警視庁と名乗り詐欺に注意をと言われたが、犯人たちが何かを探りに電話をかけているのではないか…」
多くの住民に電話をかけるため、時間的にどうしても「懇切丁寧」にはいかない。電話とは恐ろしいものである。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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