警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(13、14日単位・レベル)
検挙率の話し
【治安うんちく】
川路利良大警視の語録「警察手眼」では、さらに次のように説いている。
探索ノ道微妙ノ地位ニ至テハ聲無キニ聞キ形無キニ見ルガ如キ…
つまり事件の捜査段階でいよいよ煮詰まった時、音声が無い状況でも何かを聞くことができ、あるいはまるで姿形になっていないものさえはっきりイメージができる能力が必要と説いているのだ。
事件は予防が大事だが、起きてしまった場合でも犯人を検挙するというもの。その検挙率を見てみよう。
警察庁によると今年5月までの刑法犯の検挙率は33.4%で前年同期より3.0ポイントアップしている。
罪種別で最も高いのは賭博の113.3%、最も低いのが窃盗のなかでも乗物盗の8.3%だ。
ランキングで検挙率の高いトップは秋田の66.2%。以下、山形の61.7%、福井の57.8%、島根の55.6%、長崎の54.2%と続いた。
これに対して低いのは大阪の17.7%、埼玉の23.6%、千葉の26.1%、京都の28.0%、東京の30.6%の順。
昭和の時代の検挙率は60%から70%台だった。しかし、平成に入ると落ちてここ数年は30%台。なぜ落ちたか?社会情勢の変化などに伴い、地域社会における人間関係の希薄さが、聞き込み捜査に大きな影響を与えるなど捜査を取り巻く環境が左右しているとも分析できる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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