警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(28、29日 単位・レベル)
脅迫と恐喝はどちらが多い?
【治安うんちく】
「脅迫」と「恐喝」の違いはなんですか?と子供に聞かれた。
辞書で調べると「脅迫」とは、「脅すことと」しか書かれていないが、調べてみると小難しく言えば目的を問わず相手を脅し威嚇する行為だという。刑法では第222条。脅迫の相手方又は相手方の親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対する害悪の告知によって成立する。
これに対して「恐喝」とは、辞書では、おどしつける。おどして金品をゆすることという。刑法では第249条。暴力や脅迫によって相手を恐れさせて、金銭や財物を脅し取ることとある。
簡単に言えば「脅迫」は目的を問わず相手を脅し威嚇する行為。「恐喝」は脅して金品をゆすり取ることのようだ。
例えば今回、警視庁が逮捕した東京・八王子市でラーメン店経営からみかじめ料を脅し取ろうとした元暴走族のリーダーの行為。みかじめ料を脅し取ろうとしたもので刑法249条の恐喝未遂罪が適用された。今では〝死語〟になった愚連隊だ。
一方、ある女優に、東京都小金井市で発生した音楽活動をしていた亜大3年の女性刺傷事件を引き合いに出し、「小金井のにのまいに、なりたいか? 気をつけて夜中1人で、歩く時は…」などネットに書き込み逮捕された49歳の男の逮捕容疑は刑法222条の脅迫罪だ。
警察庁によるとどちらが多いか?と言えば、今年5月までの脅迫の認知件数は1424件で恐喝は944件とかなりの差がある。検挙率は恐喝が77.3%で脅迫は83.2%だ。
怖いのは街頭で金品を脅し取られる恐喝行為だ。昔の「追い剥ぎ」である。それを発生ランキングでみるとワースト1は東京の57件、大阪49件、愛知44件、千葉32件、神奈川26件と続く。そしてこの街頭での恐喝は茨城で前年同期を14件も上回るなど群馬、沖縄、福井のほか東北の岩手、福島など地方で増加傾向にあるので注意が必要だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる
感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であ
り、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都
内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
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